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ロベール・ドアノー

 


だいぶまえに見たロベール・ドアノーの展示のチラシが
ふと、ファイルからでてきました。

このチラシの写真も、とても、綺麗。

彼の恋愛の風景を撮った写真(パリ市官庁舎前のキスとか)はとても有名だけど
私は幼心に(小学校4、5年生だったかな)それらの写真がしっくりきていなくて。

彼が撮る恋愛写真は、いい意味でも悪い意味でも「熱」がなく
それらが恋愛の美しい風景なのに、あまりにロマンチックでなくて。

それが、なんだか。
恋愛なのに恋愛じゃないという「こそばゆさ」になっていたんです。

だから、彼の作品から距離を置いていました。

それがこの日。

はじめて彼の撮る子供や街の写真をみて
ああ、そうなのかと、勝手にしっくりきてしまいました。

それは。

彼の撮る子供や街や人間には、
生々しいほどの熱も迫力も美しさもあったから。

そしてそれらの写真たちには
その熱を帯びた彼の眼差しや、彼という人間まで映されていたから。

完全な私の思いこみだけど。

もしかしたら彼は、恋愛写真で一世風靡したけれど
彼は気が触れるような恋愛体質ではきっとなく、
瞬間やいのちをみつめる人間主義なひとなのではないかと、思ったのです。

そうしたら彼の恋愛写真の熱を帯びない(本質のない)ロマンティックさは
大人のファンタジーと言う嗜みなのだとも、感じられました。

そうか。

人間から放たれるロマンティシズムではなく
人間から離れることによるロマンティシズムは

大人が大人である由縁で
それこそ、嗜みなのか、と思えたのです。

とはいえ。

私はまだいかんせんかなしいかな子供です。

だから。
心があつくなるとき、ふと胸もあつくなりたいのです。



ロベ−ル・ドアノーは
子供や街や人間の写真がとても素敵です。
































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