1年生の娘をピアノ教室に連れていったとき
先生が
「ピアノは指が基本なの。譜面をなぞるのは誰にでもできる。
おなじピアノを弾いていても、ひとりひとり、本当に音はまったく違うの。
ピアノは音が大切なの。
そのピアノの音は指で決まるのね。
そして、その音に感情がどうのるかなの。
でもね感情をのせるのは、小学校4年生になれば、だいたいみんなできてくるのよ。
だからね、その先には、指、なの」
と、おっしゃった。
感情を表現するには
いろいろな鍛えられた指が
ピアノとゆう楽器の一部となって、ただひとつの音をつくる
感情を表現するだけでもなく、それを、ちゃんとしたかたちにすること…
指…
わたしは、どうなんだろう
声帯やこころ
そして、からだ、かな
身体を通して
声帯をふるわせて
こころを表現することだもの…
うん
もっと、もっと
楽器としての身体とこころを鍛えなきゃね
表現するための
こころと身体を、ね
ピアニストの指のように
バレリーナの足のように
すうっと
そう想いを巡らせていたら
なんだか、不意に泣けてきて
「ほおんと
生涯、学びなんだわねぇ」
なんて考えていたら
ゆきたい場所は
あまりに遠く
それはあまりにも遠大すぎる道のりで
その先の辛さや歓びをなぞってみたら
こんどはちょっと
笑えてきたよ
しかたないよ
これがわたしのいま、なんだから
☆写真はだいすきな、ねり梅ちゃんと、わたしの指



