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言奏幻写 そのとき

 

そのときに 理由はいらない 

   そのときに 言葉もいらない

 

いつかは あの日と結ばれて

   そのとき 涙を拭うだろう

 

そのときに 理由はいらない 

    そのときに 言葉はいらない

 

伝う涙に  溢れるこころに 

                              言葉はいらない

 

 

 

 


名前のこと、そして、言奏幻写。

 

「言奏幻写〜それは現か幻か〜」

 

写真家・大泉美佳さんとのコラボレーション企画。

言奏幻写(げんそうげんしゃ)をはじめました。

美佳さんの写真から生まれた言葉を感じたそのままに書いたものです。

 

そして言葉のための名前もできました。

声もなく、形もない、言葉のための名前です。

声のための名前では書けないこともあることに、いつしかひっそり気づいていました。

 

言葉のための名前には逢月鏡花(おうづききょうか)と名付けました。

(だいぶロマンチックですが、やはりロマンが好きです。)

月が湖面でもう一つの姿に出逢う様にいつも心を奪われあたたかな神秘を感じます。

神秘への憧憬は私の泉なので、お恥ずかしながらそれにならってつけました。

どうか、枯れませんように。

 

そして逢月鏡花の名前でTwitterもはじめました。

感じたことをそのまま言葉にできればと思います。

 

今の名前とこのさきどうやって棲み分けるのかは私自身も試行錯誤となりそうですが

臆病はやめて、やってみることにしてみました。

なんだか緊張もありますが、自由もあると感じています。

 

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

*************

 

言奏幻写〜それは現か幻か〜

それは大泉美佳の写真から生まれた言葉の羅列。

果たして瞼の裏に浮かぶ由無し事は現か幻か。

女性ふたりの一糸まとわぬスリリングな幻想遊びをどうぞ御楽しみください。

 

*************

 

 

 

 


言奏幻写◆/襪砲呂咾箸呂覆砲もわからないまま運命の外へ

 

束の間の甘美にほだされて引き返せない道へと手を引かれ

いつしかその美を手にしてみても

遂には美とはなにかもわからないまま運命の外へ放り出された

 

 ゆるやかに 

   ゆるやかに

    

       僕は理性を手放した

 

 

 

(写真 大泉美佳)


言奏幻写 ,修譴鬚呂犬瓩独しいと感じたとき

 

 それをはじめて美しいと感じたとき

掌のなかにあった運命が牙をいた

そこには恐れと畏れで混乱した感情がただあるだけだった

 

嘘のない世界に美は存在しない

それでもそれをはじめて美しいと感じたとき

その事実に嘘はつけない

 

今までの自分は葬られ

運命の行き先に見知らぬ場所が示されるだけだった

 

(写真 大泉美佳)

 

 

 


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